お月様の綺麗な夜のできごと。

11月、再び入院しておりました。

夏以降、ずーっと調子悪かったので、何となく納得。

自分の面倒を見ることで手一杯だったので、ホイップを預けておりました。


そんな中。

急に、お水やご飯を口にしなくなった、との一報あり。

自分も通院する日で、慌てて仕事に戻ってから、低体温で治療中との知らせを受けました。仕事を終えて電話を入れると入院してあまり良い状態ではないとのこと。

病院に慌てて連絡すると、面会時間には間に合わないので会えないとのこと。。
かわりに、とても丁寧に状況を教えて下さいました。

とても危ない状況だけど、点滴ですこーしだけ良くなり、起き上がって座り直したり、ほんの少し回復の兆しがあるとのこと。

今の状況を乗り切っても、それでも全快するかは難しそうなお話だったけれど、会えるまで頑張ってくれと、祈りつつ、帰宅。


その夜、

銀色に輝く、とっても美しい満月の夜、ホイップは逝ってしまいました。

12月14日のことです。


翌日、飛んで行きたかったけれど、状況が許さず仕事へ。
最愛の子が死んじゃったんだから、何をおいても行きたかったし、行けばよかったのかもしれないのに。私は馬鹿正直に、義務を果たすことを優先して、仕事へ。

終わって夜、ようやく飛んで行きました。

電車が駅に着いた時、雲から出てきた金色の大きな光のようなお月様が幻想的で、ハッとさせられました。

やっと会えたホイップは、母の用意してくれた沢山の色とりどりのお花に包み込まれて、ぜんぜん変わらない可愛いお顔をして眠っていました。

苦しまずに、眠るように逝ったのだそうで。

寂しい思いをさせたままだった私には、それが唯一の救いです。

楽しい時、悲しい時、どんな時もホイップが側にいてくれて、私の一人暮らしの殆どの時は、独りではなかった。

空気のようでもあり、ぺったりくっついたり、私が集中してる時には1人で静かにしててくれたり、時には夜中に大騒ぎするから怒ったり。この1年くらいは、いつも仲良く腕の中で寝てたねー。


死別。とてつもなく悲しいことだけど、変な比べ方だけど、それでも失恋よりは幸せだと思う私。

もう愛してくれるな、と宣告され、想いを断ち切る失恋とは違う。

ホイップとの絆は永遠。離れたけど魂は繋がったまま、そう思えるから。

優しくて、生意気で、甘えん坊で、たまに暴れん坊で、とてつもなく可愛いホイップ。親バカ的な発言だけど。それで良い。

ホイップと出会った瞬間から、たくさんの素敵な時間に感謝。

ありがとー。ごめんね。

ホイップ〜‼︎ ありがとー‼︎‼︎