クリスマスの贈り物。

千住真理子さんのヴァイオリンを聴く機会に恵まれました☆

ちょっとしたチャリティーコンサートの告知を発見し、
本物の、あの有名な、千住兄弟の千住真理子さん??と確認してしまいましたが、その千住真理子さんに間違いありませんでした!!

音響とか、良いとは思えない場所だけど、どうなのかなー?なんてことを考えていましたが。

始まってすぐ、そんなことはどうでも良いんだぁと。
あっという間に引き込まれ、何だか涙が滲んでしまう、そんな音でした。

ストラディヴァリウスの中でも最高傑作のひとつ「デュランティ」。
それが千住真理子さんのヴァイオリンの名前だそうです。
最初の所有者はローマ法王で、その後フランスの貴族、スイスの富豪の元に渡り、15年ほど前に最後の富豪が手放す際に、博物館などではなく実際に演奏する人へ、という条件がつけられ、数名の演奏家の候補が上がった中、千住真理子さんの元へ届いたそうです。

子供の頃、父に連れられてN響を聴きに行ったりしたので、外国人のソリストなどでストラディバリを聴いたりしてたかもしれないし、CDやテレビなどでは聴いたことがあるかもしれないけれど。

楽器って、一つずつ同じじゃないんだなぁ、という当たり前のことを、目の当たりにしたようなそんな素敵な体験でした。

流れるようだけど、一音も流れず、この楽器の、この一瞬の、音。
一音一音に感激。


小さい時に、もしこんな体験があったなら、きっとヴァイオリ二ストを目指しただろうな〜と思いながら、同時に練習用の音の悪いヴァイオリンに悪態をつく自分も想像^^;


9月の後半以降、個人的にちょっと大変な日々でしたが、とっても素敵なクリスマスの贈り物に感謝。あの音に出会うために、すべては起きたのかも?!


芸術と真摯に向き合っている人は、美しい。憧れの人が、また一人増えました。

私も、一歩ずつ。あきらめずに。